イントロダクション
保育園での子育て経験には、様々な感動的なエピソードがあります。私たち親が思いもよらない方法で子供を支え、育ててくれる保育士さんたち。
今回は、私が経験した一つのエピソードをご紹介します。
保育士さんたちの素晴らしい姿勢と子供との絆に触れ、彼らが育ての親であることを改めて感じることができました。
“保育園生活への不安と子供の成長”
一歳の誕生日を迎えた翌日から、私の子供は保育園に通い始めました。
最初は不安や心配がありましたが、現代の家庭では保育園での生活が一般的となっています。
子供はまだ言葉も話せない状態でしたが、保育園生活に慣れるまでには時間はかかりませんでした。
最初の慣らし保育は順調に進み、困ることもなく過ごしていました。
しかし、10月頃から子供は頻繁に熱を出すようになり、週に2〜3回、私が歩いて片道1.5kmの道のりを迎えに行くことが増えました。
子供はまだ言葉を話せず、苦しそうに泣くばかりでした。
“保育士の支えと絆―子育てにおける大切な存在”
私は子供を抱っこしてバランスボールで何時間も揺らし続けたり、泣き止まない時は毛布でくるんで家の周りを一周歩いたりしました。
このような生活に疲れ始めた頃、いつもの早退の呼び出しでベビーカーで移動中に踏切で脱輪してしまいました。
踏切が折り電車が接近する中、近くの通行人が助けてくれましたが、彼らは驚いていました。
なぜなら、ベビーカーには子供が乗っていなかったからです。
私の頭の中では、子供が乗っていてくれたらと思いました。
そのまま事故で一緒に死ねたら。と思いながらも、気持ちを切り替えて踏切を渡りましたが、涙は止まりませんでした。
気を取り直し表情を整え私はお迎えに向かいました。
しかし、お迎えの先生は私の気持ちを見抜いたのか、普段はニコニコしている先生が真剣な表情で「パパ、大丈夫?本当に大丈夫?」と聞いてきました。
私は強がって笑顔で「大丈夫ですよ」と答えました。
すると先生は後を追いかけてきて、
「本当にいつでも来たらいいよ。いつでも来たらいいんよ!」
と声をかけてくれました。
家に帰ってから、私は涙が止まりませんでした。保育園での日々の生活の中で、この出来事が一番印象深いものでした。
保育士さんたちは、子供たちと遊ぶだけではなく、私たち親が思いもよらない方法で子供を支え、育ててくれる存在なのだと感じました。
特に、我が家の場合、0歳から2歳までの一番大切な時期を、保育士さんたちが親以上に長い時間子供と共に過ごしてくれたのです。今でも、たまに保育園を訪れて先生方と挨拶を交わしたり、交流を深めたりしています。子供がつないでくれた素敵な縁です。
結び
このエピソードを通じて、私たちが保育士さんたちを仕事の人としてではなく、
我が子を預ける育ての親として大切に思うべきであることを改めて実感しました。
保育士の方々は、私たちの子供たちにとっての第二の家族であり、信頼できる存在です。
保育士さんはただ仕事をこなすだけでなく、子供たちの発達や安全、心の成長をしっかりとサポートしてくれます。
保育園は子供の成長と社会性の発展にとって非常に重要な場所です。
保育士さんの存在は、子供たちが安心して過ごせる環境を作り出し、親が働きに出ることができる支えとなっています。
私たち親は、保育士さんたちの大切な存在を忘れずに、子供との絆を築くために積極的に関わることが大切です。
このエピソードは私の人生において忘れられない出来事であり、保育士さんたちへの感謝の気持ちを再確認させてくれました。
私たちは保育士さんたちを頼りにし、共に子供を育てていくパートナーなのだということを改めて認識しました。
子供の成長を支える保育士さんたちに感謝し、彼らとの絆を大切にしていきたいと思います。
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