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私は双極性Ⅱ型障害です

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目次

はじめに

・双極性障害とは何か、主な症状や原因について説明する。

双極性障害とは、気分の高揚期と鬱病期の2つの隙間な状態が交互に現れる精神疾患のことを指します。高揚期は、楽観的、多弁、活動的、冒険心があるなどの症状が見られます。鬱病期は、憂うつ、無気力、自信喪失、睡眠障害、食欲不振などの症状が見られます。

双極性障害の原因については、遺伝的な要因が関与していると考えられています。バランスが崩れることも、双極性障害の発症につながるとされています。

治療には、薬物療法や心理療法が行われます。対人関係療法なども行われ、症状の緩和や再発予防に役立ちます。

主な症状としては、以下のようなものが挙げられます

・躁病の症状

興奮状態や高揚感、多弁、無謀な行動や冒険、自信満々、睡眠不要、性衝動進入、注意散漫など。

・うつ病の症状

憂鬱な気分、無気力、疲れや倦怠感、自信喪失、集中力低下、食欲不振や過食、睡眠障害、自殺願望や自殺企図など。

双極性障害については、まだ完全に解明されていませんが、遺伝的素因や神経の異常、ストレスなどが原因だと考えられています。また、薬物やアルコールの乱用、睡眠不足、ストレスなどが発症や再発することになることも知られています。

自己紹介 

私は現在46歳、5歳の子供が1人います。

20代後半に仕事のストレスから病院にかかりうつ病と診断されましたがその診察の中で攻撃的な一面や無謀な一面が見られ、その後の経過観察で双極性Ⅱ型障害と診断されました。

双極性にはⅠ型とⅡ型があり、おおまかに分けるとⅠ型は先天的なもの、Ⅱ型は何らかの要因による後天的なものです。

治療はどんなものかというと私の場合は週に一度の通院で薬物療法によるものと月に一度のカウンセリング療法によるものを受けています。

私の病気の原因

病気の原因はやはり過度の仕事のストレスによるものでアルコールなどの飲酒習慣はなかったものの長期にわたりさまざまな治療薬を接種したことによるものではないかと医師から診断を受けています。

日常生活

一般的に精神疾患というと嫌悪感を持たれることが多いのですが、気持ちをフラットにさえ保っていれば健常者となんらかわりません。また、双極性Ⅱ型障害は症状が悪化しない限り人に暴力をふるったり、自殺したりするようなことはありません。

薬さえ飲んでいれば治るという病気ではなくあくまで薬は補助的なもので普段はマインドフルネス瞑想や運動による発散、日記など自分の気持ちをフラットに保つためのワークを行っています。

みなさんが気になることの一つにそのような心理状態で家事や育児ができるのかということではないでしょうか?実際、妻の助けがないとできないというのが答えです。

しかし、家事については専業主夫です。育児については四六時中、妻がいないといけないわけではありませんし、着替えや食事などの育児全般普通に行えています。無論、お迎え等も行き保育士の先生とも普通に接しています。

どんな場面で困るかというと鬱(うつ)がひどいときに無駄な沈黙が増える、逆に躁(そう)の時に多弁になりけじめがなく子供とはしゃぎすぎるというものです。

それでも、その都度、妻が心理状態について客観的な意見をくれるので大きな問題にはなっていません。

私自身が考える問題が一つあります。それはSNSです。私個人の見解としては利用はおすすめしません。もしくは制限付き利用にどどめたほうが無難です。

自分の一時の感情をセーブできずトラブルになったり、多人数の考えを同時に相手にするので混乱したり心の波を大きくする原因になります。これに関しては私の主治医も同じ意見です。

最後に私が一番心配しているのは子供への遺伝的な影響です。将来、私のように双極性Ⅱ型障害にならないか常に気にしています。それについては主治医や教育関係者に相談していますが口を揃えて心配ないとのことです。しかしながらネットなどの情報では双極性Ⅱ型障害の原因の一つに家族に既往歴のある場合とあるのでそのことは今も心配しています。

Q&Aコーナー 

私がこれまで周囲から受けた質問でいくつか気になるものを紹介します。

質問

家族が双極性Ⅱ型障害なのですが扱い方がわかりません。そっとしておけばよいのか心に踏み込んでいけばよいのか?

答え

どちらも必要です。周囲からの情報が多くて整理できない時はそっとしておいてほしいし、気持ちに寄り添ってほしい時もあります。答えになっていないですがこればかりはその人その人違いますので体当たりでいくしかありません。

質問

鬱(うつ)になると希死念慮(自殺願望)が強くなるのですがどうしたらよいですか?

答え

私もそうでした。いや、いまだにそうです。そんな時は家族、友達、ペット、誰でもいいので一人ではないことを思い出しましょう。

それでも私の友達には命を絶たれた方がいます。だから、残念ながらこれを100%防ぐ方法はないと思います。でも、誰かに話しかけられてるときに目の前で命を絶つ人はいないですよね。ペットの餌を与えているときにペットがすり寄ってくるのに自殺する人もいないですよね。

一人じゃない。それを自覚することが一番の薬です。

質問

自分は病気ではないと言って治療を拒否します。どうしたらいいですか?

答え

これもよくあることです。自分で心の病気だなんて認めたくない。自分もそうでした。精神科の門はハードルが高かったです。だから心療内科でもカウンセラーでもいいんです。電話診療をしているところもあります。行くだけなら、電話するだけならいいっかと思えるところが必ずあります。

質問

急に薬を飲まなくなりました。

答え

これも拒薬(きょやく)と言って治療が進むと急に薬を飲まなくなることがあるそうです。多くの患者さんが見せる症状だそうです。

理由はさまざま。治ったと思ったから、めんどくさいから、私の場合はなぜか忘れるようになりました。

でも、これは注意が必要です。精神科の薬の多くが急に飲まなくなるとリバウンドや副作用を起こすからです。私も拒薬して急に不安定になったことがあります。

これについて周りに注意してもらう、お薬箱などを作って習慣化する、もう一度病気について説明を受ける、最近では薬の時間を教えてくれるアプリもありますので使ってみるといいと思います。

ちなみに、私は曜日と時間別に薬を入れられるお薬ケースを使っています。しかも、置き忘れや紛失がないように壁掛け式で中身がわかる透明です。これなら家族からも飲み忘れがわかります。

質問

ご家族からの質問で鬱(うつ)より躁(そう)状態の静止が難しく、本人は覚えてないことが多いのはなぜですか?

答え

双極性Ⅱ型障害は個人にもよりますが躁(そう)状態のほうが少なく、そう状態は自覚できないことが多いうえ、のちに周囲から言われてもその時、自身がどんな気分だったのかぼんやりしか思い出せないことが多いのです。

ちょうどお酒を飲んではしゃいだ翌日記憶がないのと似ています。また、私の主治医の話では鬱症状を抑える薬と気持ちをフラットな状態に維持する薬は多数あるそうですが躁(そう)状態を抑える薬は基本的にはないそうです(あくまで私の主治医の見解)。

最後に 

この病気だと診断された方、今、この病気と戦っている方へ

完全な完治は難しい病気とされていますが、自身の日頃の管理、心理療法、運動療法で日常生活ではほとんど困ることのないほど回復します。

波のある病気なのでそこまでしていても鬱(うつ)で辛いとき、躁(そう)で失敗してしまう時があります。それでも、健常者でも同じようなことがあるのです。

「いいすぎてしまった」「気分がのらなかった」など

その心の波が大きいだけなのです。だから、波をなくそうとする必要はないと私は思っています。

自分の波に合わせた生活をすればよいと思っています。

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