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すべての出来事
私たち夫婦は、予定日よりも2週間早く低体重児として生まれてきた息子を育てることになりました。
妻は初めての小さな赤ちゃんに対して不安を抱き、産後鬱になってしまいました。
授乳の問題や精神的な追い詰められ感もあり、私たちは支援を求めることを決意しました。
最初に市の育児相談に妻を連れて行ったことで、少しずつ気持ちが落ち着いていったように感じました。
また、定期健診で赤ちゃんが期待よりも良い成長を遂げていることを知り、妻の精神状態も少しずつ安定してきました。
しかし、その後、授乳の問題が発生し、息子が乳首を上手く加えられずに乳首に水ぶくれができるなど苦痛を抱えるようになりました。
再び支援センターに相談し、市の援助制度を利用して助産院で宿泊して7日間の支援を受けることになりました。
なんと、その際、私も一緒に助産院で宿泊しすることになったのです!
男性が助産院に参加することに初めは戸惑いを感じましたが、紹介された助産院は地元でも有名な場所でした。
そこで私たちは受け入れられ、一緒に授乳トレーニングに励むことになりました。
助産師さんのアドバイスのもと、妻は授乳のトレーニングを行いながら私は「ハイ!クッション!」、「はい、ここ支えて!」と支持されサポートする形で育児に取り組んでいきました。
助産院では妻が安心して静養できるように、助産師さんが身の回りのことや食事なども準備してくれ入浴時やしんどい時には子供を預かることもしてくれました。
助産院はあくまで女性支援の場であるため私は近くの浴場に入浴し、ちかくのスーパーで食事を買いに行き、助産院での授乳トレーニングにも積極的に参加しました。
でも、3日目の晩についにダウンしてしまいました。その時は、助産師さんが気を使ってくれ「パパも頑張ってるし、ここでパパまで倒れたら困るから寝かせてあげよう」と妻を優しく諭し私を寝かせてくれました。
この時ほど女性の育児が大変だと実感したことはありません。
雑談ですが、この助産院は結構田舎にあり新興住宅街の様子で道幅もありのんびりした感じで環境はよいのです。
山の上でやたらと携帯の電源がなくなることが早く、スーパーの少ないため弁当は争奪戦でした。
しかも、大衆浴場が車で10分と好立地なのです、ただ、浴場の扉まで両脇を20台ぐらいの自販機が目隠しのように並びます。
湯上りに軽食を頼めるようなのですが、外が見える窓際の展望席には”机にものを置くと机がおちるのでやめてください”とたくさん張り紙があるミステリー浴場でした。
助産院での滞在中、夜間担当の50代ぐらいの助産師さんがはいってきて夜泣きのはじまった息子を抱くとピタリととまったのです。
私たちを顔を見合わせ驚きました。他の助産師さんでもここまで早く泣き止ませることができなかったからです。
そして、「この子は寝ぐずやな」とはじめて抱く息子の気持ちを理解したように行ったのです。
寝たいのに上手く寝れないからぐずるのだそうです。そして、子育てについて多くのアドバイスを受けることができました。
その中で、
「男性は7か月まで育児には絶対に口を出さず、家事などをすることで奥さんをサポートすることが大切」
という言葉を強く言われました。
その後、二人で共有スペースの壁面を見ているとさっきの助産師さんが載った新聞やTBS系のテレビ番組情熱大陸に出演したこともあるこの助産院の院長先生であることがわかったのです。
そして、院長先生に言われたことを守り7カ月まで口出ししませんでした。
そして、7か月目に入り離乳食が始まった頃、私は妻に意見を出すことを提案しました。
妻は「ここまで一緒に頑張ってくれたから信用できる」と言ってくれ、私の協力を心から喜んでくれました。
その言葉は私にとって、他の何よりも嬉しい言葉でした。
私たちはその経験を通じて深い絆を築くことができました。
妻は時折、「あなたはその辺の男性よりよほど授乳のことが詳しいから授乳アドバイザーになれるわ・・・考えたらちょっと気持ち悪いけど」と冗談を言いながら笑っています。
このような冗談が言えるのも、助産院での支援を受けたおかげです。
もし将来、もう一度子供を出産する機会があれば、私たちは必ずその助産院で出産したいと思っています。
助産師さんや院長先生の温かいサポートと指導が、私たちの育児に大きな影響を与えたからです。
育児は困難なこともありますが、支援機関や専門家の助けを受けることで克服することができます。
私たちの経験が他の方々にも少しでも勇気や希望を与えられることを願っています。
結び
助産院での支援を通じて私たち夫婦は困難を乗り越え、育児においてより一体感を持つことができました。その経験を記事にまとめることにしました。
育児の新たな発見と成長
助産院での滞在を終え、私たちは新たな自信と成長を感じていました。助産師さんや院長先生から学んだことを実践しながら、日々の育児に取り組んでいきました。
授乳の問題も徐々に改善され、妻も自信を取り戻しました。
助産院でのトレーニングの成果が現れていることに喜びを感じました。
また、助産師さんたちの温かいサポートやアドバイスに助けられながら、私たちも次第に子育てに自信を持つようになっていきました。
助産院での滞在中、私たちは日々の家事や育児を分担し、協力しながら過ごしました。 その結果、家族の絆が深まり、お互いに感謝と理解の気持ちを持つことができました。 私たちの関係はより強固なものになり、育児においてもチームとして協力し合うことの大切さを学びました。 そして、妻が言った「あなたは授乳のことが詳しいから授乳アドバイザーになれる」という冗談も、私たちの間柄が深まった証として受け取っています。 お互いに笑顔で支え合える関係を築くことができたことに感謝しています。
育児への感謝と将来への希望
助産院での支援を受けながら育児に取り組む中で、私たちは多くの困難や苦悩を乗り越えました。
しかし、その経験を通じて私たちは育児の尊さと喜びを知り、深い感謝の気持ちを抱いています。
また、私たちの経験が他の方々にも希望を与えることを願っています。
育児は個々の家庭や環境によって異なるものですが、支援機関や専門家のサポートを受けることで克服できる困難も多くあります。
このブログが同じ思いをしている人たちの役に少しでもたつことを願っています。
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